友人と二人で春めく里山に登ってきました。
低山とはいえまだまだ残雪があります。
上の方でアイゼンを装着した時、「山ガール歴3年、アイゼンなんか履いちゃって、ついにここまで来たのね」と感慨にふける私。
そんな私には目もくれず、雪の上の様々な足跡に夢中な友人。
友人 「わー、これウサギだ!あっ、キツネも!あとは~えっ?これ、熊じゃない?」
その足跡は、大きさが子どもの手のひらくらい、形が猫の足みたいでした。
私 「でもまだ2月だよ。熊は冬眠中でしょう」
友人 「だって、コロナ禍だよ。熊だって早く目が覚めたりして」
私 「…なんで?」
何となく友人が軽くパニックな感じに思えたので、絶対大丈夫!と言いながら頂上を目指しました。
半年前に熊と遭遇した私が「あ、熊かもね」なんて言ったらもっとパニックになりそうでしたから。
幸い熊に会うこともなく頂上でゆっくりお昼を食べ、下りてきたら左手の沢からざざっという音とともに何かもそもそした大きな塊が現れました。
「やっぱり熊いるんじゃ」と腰が引ける友人。
それは!カモシカでした!
じっとこちらを見て動きません。
顔が可愛いのは、まだ若いカモシカだからでしょうか?
いつかドライブ中に見たカモシカはヤギと牛と人間のおじいさんを足して3で割ったような、「長老感」が半端なかったのですが。
そんなわけで楽しい時間を過ごし、先ほど「熊の足跡」で検索した画像は…
あれ、やっぱり熊だったようです。
明日から3月。
熊鈴、熊笛、熊スプレー、必携です!