お菓子とネコ、たまに着物

お菓子教室と予約販売をしているネコ好きの日常をつづっています

昭和の母と令和なのに昭和な雰囲気の子ども

「フランスの高齢者施設では、コロナウイルスの影響で部屋に閉じこもったままの認知症の高齢者の症状悪化が問題になっている」と言う記事を読み、2か月近く面会できない母のことを考えていました。

少し前までは玄関のドア越しに顔を見ることが出来たのに、今はそれも禁止されてしまいました。

 

母本人からも、「つまらなくてボケそう」などと電話が来て、本当にそうなってしまいそうな気がして焦るのです。

 

唯一許されている外出は「病院」。

母が今度健診に行くのは6月の中旬です。

「入れ歯の具合が悪いとか言って、1時間くらい外に出ようよ。お花がいろいろきれいだから介護タクシーに乗って窓越しに楽しむのもいいと思うよ。」

と電話で誘うのですが、「この施設で私が第一号の感染者になったら申し訳ないから」とマジメな対応。

なぜか昭和一けた、という言葉が浮かびました。

過酷な戦争をくぐりぬけてきた心身ともに強い世代、なのかどうか、本当のところはよくわからないけれど、私の持つイメージです。加えて食いしん坊。

「本当にひもじかったから」と当時の分も取り返す勢いの食欲の持ち主。あ、それは私の母だけかもしれません。

 

今日は、LINEで送られてきたひ孫の写真をプリントして持っていきました。もちろん手渡しはできませんが、「昨日、生まれて初めてホットケーキをひとかけ食べた後の笑顔です」とメモを添えて職員の方にお願いしました。

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すぐに母から電話が来て、「かわいいねえ。誰に似てるのかしら。不思議ねえ。冷蔵庫に貼ったから、いつでも見れる。」と少し興奮していました。

良かった。まだいつもの母だ。いつまでもいつもの母でありますようにと、つい祈ってしまうのです。

 

ところでその後、例の私の秘密の場所、謎の牧草地にまた行ったのですが、何と先客が!

それも一人二人ではありません。

遠目からは中学生の男女に見えましたがどうでしょう。5,6人、もう少しいるかな。

ずっと奥の方で、音楽をかけ、歌ったり、「はいはいはいはい!」と言いながら踊ったりしているのです。

 

そこまで行く勇気がなくて引き返してしまいましたが、とっても楽しそうな笑い声がいつまでも耳に響いていました。

その「草原で歌い踊る若者たち」の牧歌的な感じは令和の世とは思えない光景で、まさに昭和の青春ドラマそのもの。

 

たぶん、休校で暇を持て余した子どもたちが、近所を歩き回っているうちに偶然この場所を発見したのでしょう。

げ!何ここ?謎でしょ!と言う感じで仲間内で来るようになった…と言う私の推理、いかがでしょうか。

コロナがなければ見られなかった光景だったかもしれません。

 

でも、ここにはトラクターに乗ったおじさんがやってくるのです。その時どうなるのかな、大丈夫かな。

先輩(何の?)としては少々心配なのでした。