お菓子とネコ、たまに着物

お菓子教室と予約販売をしているネコ好きの日常をつづっています

山の怖い話

お盆のいつだったか、NHKBSプレミアムで「実際にあった山での怖い話」をやっていて、経験した本人が場所を紹介しながら語ったりして、なかなか怖かったです。

 

特に、いつもの道なのに目的地になかなか着くことができず、歩いても歩いても「あれ?ここさっきも通った」という話は、あまり人の入っていない山を一人で歩いたりする私には、怖すぎました。

 

とか何とか言って、この間行ったばっかりなのに、昨日も山に行っちゃいました。

さすがに前回のような9時間歩きっぱなしは無理なので、ゆったりできる低山(往復4時間弱)へ。

まさか早速私も怖い経験をするとは思いもせず…

 

登山道は最初はアスファルトの道が続きます。

実は自然保護のために車両通行止めになった道の一部を、登山道として利用しているのです。

ちょっと出遅れた私はカンカン照りの中、一人でのんびり上がっていったのですが、5分ほど行くとちょっと先の方で「カツンカツン」という音がしました。

何だろう、山の中ではあんまり聞かない音だけど…

しばらく行くと、人の姿が見えました。

遠目からは高校生くらいの女の子のようでした。わりと体育系のがっしりした感じです。

そして、「??」

いったい何をしているのでしょう。アスファルトの道にしゃがみ込み、何かを振り回したかと思うと、さっと立ち上がってちょっと離れたところでまたしゃがみ込み、何かを振り回します。

「カツン」という音は振り回したものがアスファルトの道に当たる音だったのです。

 

少しずつ近づいた時、私は一瞬戻ろうかと躊躇しました。

彼女が振り回しているのが、草刈りガマだとわかったからです。

そして、道路のほんの少しの割れめから出ているわずかな雑草を刈っていたのでした。

 

…わざわざ刈らなくても、誰も全く困らないアスファルトの道の雑草を、なぜこの人は執拗に刈っているのか、そもそもなぜ草刈りガマを持っているのか、どう見ても山の関係者ではなさそうなのに、などといろいろ考えているうちに、とうとうすれ違う手前まで来てしまいました。

「こ、こんにちは」と一応声をかけると、振り向いた顔は、高校生にも見えるし、もしかしたら30を超えた童顔の人かもしれない、よくわからない地味な感じでした。

例えるのは失礼かもしれませんが、星野源さんみたいな顔というか…

 

「…こんにちは」

私は彼女の片手に握られている草刈りガマをなるべく見ないようにして、さりげなく歩調を早め、「急がないとお昼に間に合わないかも」みたいな雰囲気をアピールしながら通り過ぎました。

怖すぎて「何してるんですか?」なんて聞けません。

それより、後ろからひたひたと追いかけてきて襲われたらどうしようという恐怖に囚われて一刻も早く離れたい!

振り向くことができたのは、しばらく歩いてからでした。

 

この話におちはありません。

今でも謎だらけです。

 

 

 

帰りは運よく中年のご夫婦とつかず離れずの距離で下りることができて、ホッとしました。

草刈りガマの彼女はいませんでした。

登ってきたのなら、どこかで絶対会うはずでしたが、会いませんでした。

謎過ぎる…誰か何かおわかりでしたら、ぜひ教えてください。

 

 

昨日はもう一つ、「私が怖がられた話」もあるのですが、長くなるのでそれはいつかまた。