お菓子とネコ、たまに着物

お菓子教室と予約販売をしているネコ好きの日常をつづっています

タキシードケーキはとんでもないことに

今日のお菓子教室は「タキシードケーキ」

何度も試作を繰り返し、やっと決まったレシピです。相当美味しいと思っています。

実際、オーブンからはうっとりするようなチョコレートやバターのいい香りが漂ってきます。

中にはさむクリームは、相当リッチなガナッシュ(チョコレートと生クリームを合わせたもの)と、もうひとつはコンデンスミルクを使った、ミルキーなバタークリーム。おいしくないわけがありません。

 

なのに、ケーキ生地として焼いた、アメリカのチョコレートケーキの一種、「マッドケーキ」を3枚にスライスしていた時、生徒さん全員が悲鳴を上げました。

「せ、先生、く、崩れます!」

 

何故か3枚のうち1番上のケーキがほろほろとひび割れて、ジグゾーパズルのようになっていました。

…なぜ?

試作の段階でこのようなことはなかったのですから、私もびっくりです。

 

でもたぶん、クリームが濃厚なので、パズルのようなケーキもうまくつないでくれると確信し、「ああ、大丈夫ですからあわてないで」なんて内心の動揺を隠して言いました。

トシを取るって悪くないなあと、こういう時に思うのです。

お菓子教室を始めたころの30代の私なら「あ、あれ?あれあれ?」なんていうことになりかねませんから。

 

 

今日の生徒さんがベテランぞろいということもあり、美しいタキシードケーキができあがりました。

プロセスが山あり谷ありでも、最終的に上出来ならノープロブレムといたしましょう。

 

写真の白いケーキは、ホワイトチョコレートで作ったマッドケーキです。

ちなみにマッドケーキのマッドとは、「mud」、泥んこのことです。

アメリカ南部がルーツの、濃厚なチョコレートケーキです。

ホワイトチョコを使った応用編はYouTubeで知りました。

長くお菓子に携わっていますが、知らないことがいっぱいあります。それも楽しい。

まだまだ出会えるお菓子がたくさんあると思うとワクワクするからです。