台風が去った先週の土曜日、近くの里山に行きました。
ふもとに温泉があり、標高900メートルの低山とはいえ、見晴らしのよさとそこそこ登りごたえがあることで人気のようです。
登山道の整備の感じからも、地元の人たちの愛情が感じられます。
配達終わりに行くと、たいてい駐車場はいっぱいなのですが、この季節はみんな紅葉の美しい高山へ出かけるのか、珍しく空いていました。
さあ、出発!したばかりの所から、台風の風にあおられたのか、登山道は無数の山栗で覆いつくされていました。
なかなか立派です。
これを一つひとつ拾っていたら、明日になっても山頂に着かないとわかっていても…拾っちゃうんですねえ(^◇^)
山の中腹ですでにビニール袋はずっしり。
「だめだ!きりがないよ。もうやめよう」
一緒に行った山仲間と言い合いつつも、つい立派な栗を見つけると、ザックに括り付けたビニール袋に放り込んでしまいました。
今日やっと皮をむいて栗ご飯にしましたが、自分で採った栗ですもの、おいしいにも程がある!と言うおいしさです(自画自賛)

もう少し登ったところで、今度は不思議なキノコを発見しました。

よく見ると、林の奥の方まで同じキノコが生えています。
不思議な美しさに思わず触ってみたくなりましたが、ほとんど知識がない私たち、何かあっても、と写真を撮るだけにとどめました。
今日知り合いのガイドさんに聞いたら、これはカエンダケ。
触るとしびれるような痛みを感じるもう毒キノコだそうです。ひゃー危なかった。
カエン、は火焔、なのかもしれません。
そんなこんなでやっと着いた頂上は、まさかの独占状態。誰もいませんでした。
本当にみんな紅葉で有名な山に行ってしまったようです。
あとでインスタをチェックして納得です。
でもそのおかげで心地よい風と木漏れ日の中、ゆっくりご飯を食べることが出来ました。
前回フレンチトーストを作った軽量ホットサンドメーカーで、今日は厚切りトーストを焼きました。

たっぷりのバターと、自家製ブドウジャム。
オーブントースターで焼くより、香りが数段良いことを発見しました。
トーストの後でキャベツやスパムも焼いて。
なんてことないメニューですが、山の上では最高に最高!のおいしさなのでした。
ひたすらのんびりしていたら、帰りはどんどん薄暗くなって少し不安。
「え、まだ3時前でしょ?」
いつか山の先輩が「山は暗くなるのが平地より早いよ」と言っていたのを思い出しました。
特に杉林なんて、西日が差すと美しすぎてうっとりですが、ちょっと曇ると怖い感じに即変身。
いろんな意味で山は深いなあ。

私の影響でホットサンドメーカーを買った二人の仲間と3人で、超スペシャルホットサンドメーカーグルメ祭りinどこかの山頂(長い!)ができたらいいなあと妄想は膨らむのでした。