お菓子とネコ、たまに着物

お菓子教室と予約販売をしているネコ好きの日常をつづっています

久しぶりの着物

コロナが大きな騒ぎになる前の2019年の暮れに、着物を買いました。

 

超お買い得品で、我ながら良い買い物をしたと喜んでいたのですが、その後すぐに着物で外出するなんてとんでもないことになってしまい、もうそろそろ良いかな?と様子をうかがっているうちに第6波が…。

 

新潟で作られた紬の袷で、鹿児島の大島紬に比べると、ぽってりとした厚みがあり、色味も深いので、寒い季節にぴったりだと思います。

 

このままではいつ着れるかわからない、というか着物の着方を忘れてしまうかもしれないという不安の方が大きいのが本音。

よし、着よう、着物。大好きな着物。

 

もはや私の持っている洋服の大半が山用アウトドア用で、スカートもスーツもワンピースもありません。

それはそれでいいのですが、(街着は山で着れないけれど、山用は街着になるので)ちょっとした時に着るものは、私には着物一択なのです。

ちょっとした時ってどんな時なのか、私の人生にそんな時が来るのかは置いといて、とにかく着てみました。

 

 

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夫の誕生祝いに近所のお寿司屋へ。

ささっと飲んで食べて、でも楽しかったです。

 

あまり気負わずにさらっと着物を着ている人を見たり、ブログを読んだりするとカッコいいなあと思います。

まだまだその域には遠いけれど、まあそのうちに。

とりあえず着方を忘れてなくてホッとしました。そんなレベルです。

 

ブリオッシュ食パンと山のサンドイッチ

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今日はブリオッシュ食パンを焼きました。

ブリオッシュは、頭に小さなお団子を付けた、だるまみたいな形のフランスのパンです。

卵やバターがたっぷりの、リッチな、ケーキみたいな配合のパンですが、甘さはありません。黄色い生地がおいしそうなパンです。

 

そのブリオッシュを食パン型に成形して焼きました。「ブリオッシュ食パン」

トーストよりそのまま食べたほうがおいしい気がします。

サンドイッチにもぴったりだと思います。

 

いつもはとてもシンプルな配合のパンを焼くことが多いのですが、これを焼いたのには理由があります。

 

久しぶりにお天気になった成人の日、友人と冬山登山に行きました。

冬山で食べるお昼は、パンやカップ麺が多くなります。気温が低すぎて、おにぎりなどは固くなっておいしくなくなるからです。

そんなわけで今回も自家製食パンの卵サンドとカップ麵を持参。が、美味しいはずの卵サンドのパンが、固い…。寒さでかじかんだアゴには固いのです。

友人は「卵が柔らかいからいいと思います」と気を使ってくれたけれど…

 

そう言えば知り合いのガイドさんとか山の先輩は、柔らかい菓子パンをよく持ってきていたなあと思い出しました。

美味しいリッチなパンでサンドイッチを作れば、山でもさらに幸せな気分になれるはず!

そうです。山用に作ったブリオッシュ食パンなのでした。

スライスしながら端っこを味見すると、そのままでも十分おいしくて味見が止まりません。はっ!いけない!我に返り、山用として大切にプレスンシールに包んで冷凍庫へ。

そんなときに限って夫に見つかるのだから、独り占めはいけませんね。

 

 

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ブリオッシュ食パンを試すためにも、またすぐに山に行きたくなっています。



食パンにはまったお正月

だいぶご無沙汰してしまいました!

 

クリスマスケーキから年末のお土産お菓子まで、何とか無事に仕上げた後は、もうバタバタでお正月に突入です。

 

今年は久しぶりに家族や、私の両親が若かったころからの古い友人家族と一緒にスキー場がある温泉宿に泊まっていました。

80代から2歳まで、とにかくにぎやかに過ごしました。

 

お昼はどこかの部屋に集まって、お餅やパンを焼き、野菜やハムを切り、コーヒーやお菓子でわいわい過ごすのが恒例で、私は自然とコーヒーとパン、お菓子の担当になっています。

 

毎回、「この食パン、おいしいね。どこの?」

「さあ、今年はどこのでしょう?予約して買ったんだよ!」などと言う会話も楽しみです。

さて今年は、この忙しいのに何でそんなことやってんの?と自分に突っ込みを入れつつ、私の自家製食パン4斤を焼いて持っていきました。

最近はイーストを少なくして、その分時間をかけてゆっくり発酵させるやり方が好きで、時間が許す限りそんな感じのパンを焼いていました。

 

 

「あれ、これはいつもと違うねえ。どこのだろ?○○の?」

パン好きの人がいろいろ言うのを聞きながら一人ほくそ笑む私。

 

もちろん「えーっ!!うそー、おいしいー」という、ありがたい年の始まりでした。

それにしても手作りパンというのはこんなにもみんなの心を暖かくするのでしょうか?

お菓子が専門の私としては少し複雑な気もしないわけではありませんが、手作りの何かを囲んで幸せな時間を持ってほしいといつも願っているので、嬉しいです。

 

調子に乗ってどんどんパンを焼きそうな気がする…(^^;

 

歳をとるにつれ、明日何があるかわからない、一か月後にどうなっているかもわからない、という気持ちが強くなってきました。

 

今年も毎日を大切に、いろいろ頑張って、いろいろ楽しんで、暮らしていきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします!

 

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そろそろクリスマスのお菓子

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12月に入り、少しずつお菓子の注文が増えてきました。

まだまだコロナの影響がある中、ありがたいことです。

 

上の写真は、中高年女性のボランティアサークルから頂いた「おいしいバタークリームのクリスマスケーキ」のご注文です。

今年の納会は、こじんまりしたランチ会とのこと。おみやげにケーキを、ということでした。

おいしいバタークリームにこだわっているのは、幹事の方が大のバタークリーム好きだから。(^◇^)

バニラとキャラメルの2種類のクリームを使って、スポンジもコクのある「オペラ」というケーキに仕立てました。

雪だるまのチョコレートが可愛い。

そして、金色の雪の結晶が素敵です、というか評判が良いのです。

 

 

これは、今月のお菓子教室で作った正統派オペラです。

銀色のトナカイの飾りとメリークリスマスのチョコレートプレート、

そしてこの雪の結晶。

「お好きなものを一つどうぞ」と生徒さんにお話しするとほとんどの方が雪の結晶を選ぶのです。

 

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もちろん私も好き。だけどみんなはどうかな、とあまり自信がありませんでした。

 

あー、もっと準備しておけばよかった~

 

 

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「いつもそんな感じね…」ともみじが言っているような…

 

むずかしい焼き菓子とマシュマロの顔

 

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先週のお菓子教室で作ったキャロットカップケーキです。

ケーキの上にはクリームチーズフロスティングクリームチーズとバター、粉砂糖、バニラで作るクリーム)をたっぷりと飾りました。

 

これはアメリカのお菓子でいろいろなレシピがあるのですが、たいていこのクリームチーズフロスティングを合わせています。

そして本当に抜群の相性だと思います。

 

ケーキの生地は、ニンジンのすりおろしやクルミやスパイスなど、普通のケーキよりも

準備するものが多いのですが、次々混ぜていくだけの、ワンボウルで出来る気軽なものです。

が、なぜでしょう。

こういうカジュアルでシンプルな焼き菓子って、作り手の個性とか技術やくせが出やすいのです。

簡単に言えば出来上がりの差が大きいのです。

技術的には簡単な部類に入るお菓子ですが、奥が深いですね。

今回もお一人だけ、ケーキを焼いている途中で、まるで爆発した火山から流れ出る溶岩のように生地があふれ出てしまったのでした。

ベテランの方だけにがっかり度も相当です。

 

なぜ?なぜそうなった?

私も必死で考えますが、本当のところはよくわかりません。

見ていておかしなところはなかったのですから。

 

まあ、そんな日もあるのでしょう。

などとコメントするテキトー先生。すみません(^^;

 

 

ところで、さすがに私は焼き菓子で失敗をすると言うことはありません。が、子ども向けの「クリスマス会用の小さなお菓子」のご注文をいただき、試作の段階でいろいろ苦労しております。

 

例えば雪だるまの顔とか。

 

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毎年、父兄が子どもたちのために作るというイベントで「先生」という立場だったのが、今年はコロナのために私にお菓子の注文が来たのです。

 

楽しそうに、しかもとても上手に雪だるまの顔を描くお母さんたちに「描く人に似てきますよねー。おもしろいですねー。」なんて言った笑っていたのは誰だ~。

ちなみにこの雪だるまたちは全く私には似ておりません(^^;

 

アウトドア師匠と私

インスタを見ていたらとてもきれいな山の写真がありました。

投稿したのは、長いこと我が家の水回りとボイラー関係でお世話になっているお店の代表の方。

 

よく見ると私一人でも行けそうなところでしたが、コースの数が多くて迷いそうでした。

「おすすめのコースがあれば教えてください」とメッセージをしたところ、日程が合えば案内してくれる、と言うことで、やったー!行ってきました。日曜日のことです。

 

私が山好き、彼は山、川、海とアウトドア全般を楽しんでいる人となれば、修理やメンテでうちに来てもらった時も話は弾んでいましたが、実際に一緒に行動するのは初めてでした。

ずっと前、先代のお父さんと一緒に家に来てたころは、「紅顔の美少年」系だったけれど、今やそれなりの貫禄があり、相当に鍛えてる感じも伺えるとあって、私はついて行けるのか少し心配でしたが、登ったことのない山に行けるワクワクの方が勝っていました。

 

山頂直下の広場でお昼にしました。

 

この日の朝、2件の配達があった私はお昼の準備はできなくて、カップ麵と市販のおにぎり、みかんとカットに失敗したシフォンケーキ、常備しているフルーツケーキ、そして山用湯沸かし器(ジェットボイル)を持参していました。

 

さすがアウトドアの達人は、きちんと出汁を取った野菜たっぷりのうどん、さらに卵を投入してのおじやをその場で作ったのでした。

使う道具もそれぞれの好みで違うので興味津々です。

今まで結構な回数の山ご飯を作りましたが、他の人が目の前で作るのを見るのは初めてで、とても楽しかったです。

 

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これはマッチのようにこすって火花を出し、着火する道具です。

時代劇を思い出し、「あっ。火打石ですね!」(古い)

「うーん、ファイヤーストライカーです」

石ではなく、何かの金属と説明されましたが、すぐ忘れる。

彼が使う燃料はアルコールで、多少時間はかかりますが、とても静かで青い炎もきれいです。

何か、男の美学?みたいなのを感じて「ほほー」と唸る私。

 

一方の私はガスバーナー。

「しゅぼぼぼぼぼー!!!」とすごい音で、周りに人がいると必ず振り返られますが、とにかく早い。あっという間にお湯が沸きます。

まあ、「主婦の美学」?聞いたことないけれど。

 

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「調味料を小分けする容器も結構いい値段するけど、明治R-1の空容器が便利に使えますよ」

ほかにも安全に生卵を持ってくる方法とか、とても参考になりました。

このすばらしいアウトドア師匠に私ができることは、「しゅぼぼぼぼぼー!!!」」で沸かしたお湯で紅茶を淹れることぐらいでしたが、(紅茶の葉は師匠持ち(^^;)本当に感謝しております。

 

さて、肝心の登頂ですが、よく整備された登山道は危険なところがまったくなく楽しい道でした。が、山頂直下から突然の岩、というか崖。

道などありません。ひたすら手足を使ってよじ登るのです。

しかも山頂は2,3人が精いっぱいの狭さの上に、裏側がスパっと切れ落ちた断崖。

360度の素晴らしい眺望を、岩にしがみつくようにして楽しんだのでした。

がんばって2本の足で立ち上がったものの、5秒が限界は情けない。

 

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でもそれも楽しいと思うのが、不思議な山の魅力です。

また来ます。今度は10秒に挑戦だ!

 

レモンメレンゲパイと半七捕物帳

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今、メレンゲをたっぷり載せたアメリカンスタイルのレモンパイを売っているお店はあんまりありませんね。

私も期間限定でコストコに出ていたりするくらいしか見ることがなくなりました。

でも、「これ、大好き!」と言う方は今も案外多いです。

昨日のお菓子教室でも、「自分で作れるなんて嬉しい!だって近所で売ってないですもん!」とテンション高めで始まりました。

 

レモンクリームはカスタードクリームの応用で、牛乳をお湯に替えて作ることが多いですが、うちではクリームチーズも加えてコクと酸味を出しています。

レモンは皮も使うので国産を探しました。

まだはしりなのか香りが今一つ、どちらかと言えばすだちやかぼす、あるいはライムみたいでしたが、それはまあ、仕方ないですね。

パイ生地も丁寧に作った、心のこもった手作りレモンパイがみんなを幸せにしてくれると信じています。

 

 

ところで、このようなお菓子教室以外の仕事では、ラジオを聞きながら一人で作業をしていることが多いのですが、最近NHK第二放送の「朗読の時間」という番組にはまっています。

この番組は様々なジャンルの文学作品を、いろいろな俳優さんやアナウンサーが朗読する15分番組です。

今は俳優の篠田三郎さんが「半七捕り物帳」を朗読しているのですが、私はこれが小説だとは恥ずかしながら知りませんでした。

昔のテレビの時代劇だと思っていたのです。

それはさておいて、私は篠田さんと言えば何となくいつも同じような、真面目そうな役を演じる方だと認識していましたが、それが大間違いだと気づかされました。

 

何かリズミカルな、江戸な感じの文章やせりふ回しを、粋な感じの親分さんになりきって朗読する篠田さんはさすがプロ。

そればかりか茶店の年増女やどこかの大名の奥女中のセリフも、役がのり移ったように読み分けていて、しつこいですがさすがプロ。

 

内容も時代は江戸ですが、一種のミステリーですから、結末が知りたくてワクワクします。

文中の粋な表現や自然描写に惹かれて、ついに文庫本を買ってしまいました。

篠田さんの真似をして、セリフの部分を声に出してみますが…カッコ悪ー!

当然ですが、やっぱりさすがプロ。

でもいつか半七親分になりきって、セリフをキメてみせやすぜ!

 

 

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ねっ!リキ丸親分!