昨日のお菓子教室は、メインは「パイナップルのチーズケーキ」という、ココナツやラム酒の風味も効かせた、何ともハワイアンなチーズケーキでしたが、もう一つは「酒粕あんパン」でした。
パン生地に酒粕を加えて、ちょっと和風なもっちりと食べ応えのあるあんパンです。
餡は2種類用意しました。
こし餡とうぐいす餡です。
うぐいす餡はうぐいす豆から作る緑色の餡。
たまたまいつもの材料屋さんの店頭に出ていたので(いつもは注文のみ)つい買ってしまったのです。
あんパン、というか餡を使うお菓子の時はいろいろ盛り上がります。
まず、つぶ餡派かこし餡派かでひと悶着、いえ楽しい会話。
そして、思い入れのある餡の話が続きます。
「中村屋のあんまんのごま餡、大好きなんです」とか、
「うぐいす餡ですか…あんまり好んで選ばないかも。あ、先生似てるんですけど山形の『富貴豆』というお菓子をご存知ですか?緑色のとってもおいしい豆菓子なんですよ!」
「…その富貴豆の原料がうぐいす豆なのですよ」
「ええーっ!そうなの?」
私が富貴豆を知っていたのは、友人が若くして山形に嫁いだから。
それからしばらくはそのおいしい豆菓子を送ってくれたのですが、いろいろあって彼女は山形を離れてしまったのでした。
久しぶりにその名前を聞いて、食べたいなあと思いました。
いろいろなことがよみがえります。
夏は私にとってそんな季節です。(まさかのおセンチ)