お菓子とネコ、たまに着物

お菓子教室と予約販売をしているネコ好きの日常をつづっています

公民館の着付け教室

私がどうやって着付けを覚えたのかは、以前何度か記事にしたような気がするので、またその話というのも気が引けるのですが、昨日の記事を読んで「着物を着てみたいと思いました」という感想を持ってくださったかたがいらしたので、嬉しくなり、繰り返してみたくなりました。

 

要するに、着付けはそんなに大変じゃないとお伝えしたいのです。

 


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結婚してすぐ、近くの公民館の着付け教室を知って申し込みました。

まさかの手書きテキストですが、一応平成です…

 

全10回で、超シロウトが浴衣から、最終的には留め袖もしくは喪服の礼装まで着られるようになることを目標にしていました。

講習代は3,000円です。

 

先生は着付けの免状を持つ、割烹旅館の仲居さんでした。

生徒は私以外は中高年の、踊りやお茶で着物に親しんでいる人ばかり。ブラッシュアップに来ていたようでした。

本当の素人は私だけで、最初は焦りまくりでした。

なにしろ、先生の言っている言葉の意味が私だけわからないのですから。

「お、帯締め?伊達締め?え、帯揚げなんていうのもあるの?どれがどれ?」

本当の話です。

 

しかも古い公民館には鏡のある部屋など無く、なんと通りに面したガラス窓だけが頼りでした。

「大丈夫、慣れてくると鏡なんて見ないから!」

そ、それは先生がお仕事で着ているからでしょう、なんて言えません。

もう一つ全然大丈夫じゃないのは、通りを歩く人や車から、私たちの姿が丸見えということでした。

「なに言ってんの!誰が見るっていうの。」

見えたと思うなあ…見たくなくても。

 

私のイメージでは、お腹にタオルを巻いたりして、とにかく補正をしないと着物は着られないというものでしたが、ここでも先生が、

「着物着たら動かないの?そんなこけしみたいにぐるぐる巻いてたら歩けないし、苦しいでしょう。いいの。何にもしなくて。大体ねえ日本人ならどんな体型でも似合うからね。」

恰幅のよい、名古屋帯のお腹をポンっと叩いて、自信たっぷりに先生はおっしゃるのでした。

毎日着物を着て立ち働いている人の言葉でした。

 

何とか10回通い、最終回には他の方々が留め袖を着たところで、先生がデモンストレーションとして私に振り袖を着せてくれました。

楽しい思い出です。

最後に先生が、「どんどん着ないとね、すぐ忘れるよ!」とおっしゃったのが心に残りました。

 

その後、一人で頑張って着るようになり、色々失敗もしましたが(帯が決まらず、何回か結婚式に遅れそうになったり…)今では楽しくて仕方ありません。

誰でも自分なりに工夫して、どんどん楽に着られるようになります。

まして、いまや着付けの動画も数えきれないくらいある時代です。

 あんまり堅苦しく考えずに、「今日は着物にしようかな」みたいな人がどんどん増えればいいなあと願っています。

 

とりあえず娘には何回か教えて、一人で着られるようになりました。

リキ丸流の適当な着方ですが、プロセスがアレでもちゃんと見えていればいいと思っているのでした。


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