近所の25才の男の子が、フルーツたっぷりのタルトを注文してくれました。
クリームや生の果物の水気が出ないように、約束の時間ギリギリに仕上げました。
「彼女にお雛様の差し入れ?」
「いや、友達です。小中一緒の。なんか結婚するらしいんで、ケーキ持ってって、みんなで詳しいこと聞こうか、とかそんなところです。」
「えー、地元の子。じゃあもしかしたら私も知ってるかな」
「んー、ちーちゃん(うちの娘)と部活も学年も違うっすよ。ま一応ともちゃんって言うんですけど」
「私の知ってるともちゃんは○○○○さんとこの…」
「あっ、その子です」
「知ってるよ!ピアノも水泳も一緒だったから。まあそうなの」
ケーキ箱を手にしていったん外に出た彼が、「あの~」とまた顔をのぞかせました。
「いろんなお母さん仲間にはまだ言わないでくださいね。詳しいことはわからないんで」と釘をさされました。
よっぽど血中オバサン濃度が上がった顔をしていたのでしょう。鼻の穴が拡がっていたかな?
気をつけなければ。
そしてこれは、フルーツたっぷりのロールケーキです。
お雛様用にと頼まれました。
お雛様→フルーツたっぷり という注文が多いのは、やはり春らしさからの連想なのでしょうか。
人づてに注文してくださったのは58才男性、独身だそうです。
まさか一人で食べないでしょうし…といろいろ空想を広げれば、確実に鼻の穴も、…なのでやめておきます。
さっき気をつけようと思ったばかりでした!