お菓子とネコ、たまに着物

お菓子教室と予約販売をしているネコ好きの日常をつづっています

父のコーヒー

昨日、久しぶりに郊外の林の中の自家焙煎の喫茶店に行きました。

6月に亡くなった父も好きでよく来たお店です。

 

3人分のコーヒーの他に、小さなデミタスカップにたっぷり注がれたコーヒーも運ばれてきました。

 

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「お父様のこと、聞いておりました。今日はお父様の分も用意させてください。」

オーナー夫妻がそろってテーブルの脇に立ち、そう言ってデミタスカップをそっと母のとなりに置きました。

 

ありがたくて嬉しいけれど、ここにいるはずの父がいない、と思うと泣けてきました。母、私、娘、女三世代でメソメソしていると、遅れて夫が入ってきました。

なぜか車から降りずにグズグズしていたので、先に3人分注文したのでした。

 

「あーっ、何で飲んでんの?コーヒー豆買うだけだと思って駐車場で待ってたのに、ズルい、ひどい」

「そんなこと言ってないよ!お父さんの思い込みでしょ、大体…(以下略)」

とギャーギャーになり、父がどこかで見ていたら「まあ、こんなもんだな」と言いそうな展開となりました。

 


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足を伸ばしてもっと林の奥へ。

この白くて可憐な花は、山野草に詳しい母がセンブリだと教えてくれました。