お菓子とネコ、たまに着物

お菓子教室と予約販売をしているネコ好きの日常をつづっています

焼きもちを焼いたリキ丸

今日のお菓子教室ではフランクフルタークランツと、クルミのクッキーを作りました。

フランクフルタークランツはドイツのお菓子。

ドイツ風のスポンジに、卵や生クリームを使用したコクのあるバタークリームを合わせ、表面にクルミをびっしりまぶしたおいしいデコレーションケーキです。

久しぶりのデコレーションケーキで、やや緊張気味の皆さんでしたが、上手に出来上がりました。

華麗ではないけれど、心底おいしい生地の組み合わせ。

まだ寒い2月にぴったりだと作ったレシピでしたが、今日はもう空気が春の匂いでした…暖冬すぎて、ちょっと怖い気もします。

 

同じように、クルミとアーモンドパウダーをたっぷり使った冬仕様のさくさくクッキーも、もっと寒いほうがおいしく感じたかもしれません。

熱々のココアと合わせたりしたら、最高です。が、そんなわけで今日はアールグレーを淹れました。

 

試食も進んだころ、アユ登場。

猫の扱いになれている生徒さんにさんざん遊んでもらって、くにゃくにゃしたかと思えば急にプンスカしたり、やりたい放題のワンマンショー状態でしたが、みんなが帰ってすぐ、玄関にリキ丸がやってきたところでなんだか微妙な空気が流れました。

 

出遅れた感のあるリキ丸。

本当は自分もちょっと顔を出したかったのでしょう。

でも気がついた時にはもう、みんなはいなくなっていたのでした。

実はこれはよくあることなのですが、今日はなんだか面白くないリキ丸。

テーブルの上に移動して、下にいるアユの頭をパシパシしたりしていましたが、アユが手の届かないところに移動すると思いっきりムッとして爆走。勢いあまって2階まで駆け上がっていったようでした。

 

私には焼きもちを焼いているように見えたのですが、本当はどうなのでしょう。

人一倍甘ったれのくせに、ちょっときっかけを逃したり、アユが先に行動を起こすとカッコをつけて平気そうに振る舞うリキ丸。

 

だいじょうぶ、リキもとっても可愛いから!という私の声が届いていますように。

金柑のタルト

今日のお菓子教室のメインメニューは「金柑のタルト」でした。

タルトはもう何百回と作っている方々ばかりでしたが、金柑のシロップ煮の簡単で美味しい作り方をご紹介したくてこのメニューにしました。

 

金柑は縦に5~6本切り目を入れてたっぷりのお湯で3分くらい茹でます。

水にとって冷ましたら、ギュッと軽くつぶすように押します。 すると種が簡単に出てくるのです。

押しつぶした形も花のようで可愛いです。

これを水と砂糖を加えて弱火で煮詰めていきます。

量にもよりますが、15分から30分くらい、シロップが少なくなってトロッとしたら出来上がりです。

仕上がりに少量のレモン果汁を加えてもさわやかです。

 

これは、今よくテレビで見かける、土井善晴先生のお母さま、土井信子さんのレシピを参考にしています。

毎年、おせちのための丸くふっくらした金柑の甘煮を作るのが本当に手間がかかって、思わず台所でため息をついた信子さんに、「別に丸くなくてもええやんか」と夫の土井勝先生(日本料理研究家の大御所)が声をかけて出来上がったレシピだそうです。

 

この香り高いシロップ煮を、さくさくのタルト生地としっとりしたアーモンドクリームとともに焼きこみ、焼き上がりにあんずジャムを塗って出来上がり。

余った金柑を味見した生徒さんたちも「絶対作ります!」と言ってくれました。

そのままお茶菓子でも、お弁当の箸休めでもおいしいですよ。

 

金柑30個に対し、砂糖と水150gずつです。参考まで。

 

 

 

 

表面を飾る小さなお菓子と謎の小包③

おととい、消費者センターから電話がありました。

 

2週間前に、全く心当たりのない中国からの郵便小包を受け取って、気持ちが悪いので相談に行ったときに担当してくれた方からでした。

「もう2週間ですね。法的には今日以降どんな請求が来ても無効なので、送られてきた鏡はお使いになっても、廃棄してもどうされても問題ありませんよ」

と聞いてホッとしましたが、それまでは「突然ものすごい額の請求がきたらどうしよう…」と気が休まりませんでした。

中国語の伝票には5.5ドルと書いてあり、そんなに高くないと少し安心したものの、もしかしたら送料と称してものすごい額の請求が来るんじゃないかとか、悪い想像ばかりが広がっていくのは止められませんでした。

 

それにしても、この鏡…使いたくないし、すぐ捨てるのもちょっと怖い…どうしよう。

 

ところで今日は、午前中のお菓子教室はバレンタインデーを意識してハート型のお菓子を作り、午後は子どもクッキングで、別の児童センターでまたブラウニーを作りました。

 

ハート型の小さいお菓子をたくさん作るのは、友チョコ作りに励む女子中学生になったみたいでなかなか楽しそうです。

一番上の写真はハート型のダコワーズ

中には苺クリームと、ヘーゼルナッツチョコクリームがはさんであります。ぷっくり可愛いハートに絞る作業…「終わるころに調子が出てくるのよね」と生徒さんが言いました。ちょっとわかる。

 

もう一つはハートのドーナッツです。

真っ赤なアイシングで好きなように飾ってもらいました。

この赤い色が本当にきれいで、赤は中途半端だとカッコ悪いなと思いました。

ドーナツだし、ポップで楽しいのがいい気がしました。

 

 

先週と同じブラウニー作りでしたが、今回の子どもたちは発想がユニークな子が多かったです。

マーブルチョコを好きなように飾って仕上げるのですが、上の写真は小さなマーブルチョコに可愛い顔を描いています。使っているのは私が用意したココア入りのアイシング(粉砂糖を水で溶いてペースト状にしたもの。ブラウニーとチョコをくっつけるのり代わりです)と、小さなスプーン。

スプーンの先で器用に顔を描いていくので「す、すごい!前にもやったことがあるの?」

「ううん、今考えた。おめめあったら可愛いから」

2年生ってこんなことができるのですね。私にはできないかも。

みんな影響されたのか、なにかそんな空気になってきて、まるで器の絵付けのような、職人集団と化した今日のみんなでした。

 

かっこいいなあ。

いつもいつも言っていますが、やっぱり子どもクッキングはずっとずっと続けたい仕事です。

 

 

 

手軽にできるチョコレート

かわいいデザインの3色チョコレート。ブラックとキャラメル、イチゴ味です。

実はこれはものすごく簡単に出来てしまうのです。

 

cotta(製菓材料と道具のサイト)で売っている「チョコレート転写モールド」というものを使います。

これは、プラスチックで出来ている製氷皿のようなもので、底に可愛い絵柄が食べられる材料でプリントされています。

コーティングチョコ(テンパリングという、チョコレート独特の温度調整作業をしなくてもきれいに固まるチョコ)を溶かしてモールドに注ぎ入れ、固まったら出来上がり!

 

様々な絵柄のモールドがあって、迷うのも楽しい。

こうしてお店で売っているような可愛いチョコレートが、簡単に手作りできる時代(大げさ)になったのですね。

うちの娘たちが今もし小学生か中学生だったら、大喜びで「友チョコ」に熱中しただろうなあ。

 

さきほどcottaのサイトを見たところ、ほとんどのチョコレート転写モールドが売り切れていましたが、色々なところで、もしかしたらもっと可愛いものが売っているかもしれません。

 

ところで、いくら「溶かしたチョコを流して固めるだけ」でもやっぱりポイントがあります。

それは「しっかり冷やしてから型から抜く」ということです。急いであまり冷えていないうちに抜いたりすると、うまくプリントがくっつかずに部分的に剥げたりしてきれいにできません。

 

詳しいでしょう? 実は2回ほど失敗したので…我ながら呆れますが、原因がわかって一安心です。

余談ですが、コーティングチョコも、最近のはおいしいですね。

以前は「艶よく早く固まるけれどおいしくない」のばかりでしたが。

どんどん進化する手作りチョコレートの世界、つ、ついていきます。

 

 

こちらはチョコレートタルト。

真っ赤なハートは好き嫌いが分かれるところです。というか、分かれました…うーん、むずかしい。

 

 

 

 

 

チョコだらけ、泡だらけ

昨日は子どもクッキングでした。

メニューはブラウニーです。

鍋でバターとカカオマスを溶かし、砂糖、卵、薄力粉を順に加えて作ります。

今回は最後まで鍋で作ってしまうスタイルにしました。

溶けたバターとカカオマスをボウルに移したりしていると、生地が冷えて固くなってしまい作りづらくなるからです。

小学校の理科室を改装した調理室は、やたらに広くてちょっと寒いのでした。

「えー、鍋でケーキ作るの?」と最初はびっくりしていた子どもたちも、混ぜるのに必死で、そんなことはどうでもよくなってきました。

 

無事に型に生地を流し込み、後片付けの前にお楽しみの「味見タイム」です。

何ということはない、道具に残っているブラウニーの生地をスプーンでこそげとってなめることなのですが、子どもたちは本当に楽しそうです。

 

前から思っているのですが、チョコレートのお菓子の時の子どもたちはテンションが高い。今日もマスクをチョコだらけにして笑っています。

チョコレートの成分の何かのためなのか、それとも単にみんなチョコレートが大好きなのか…理由はわからないけれど、確かにそうなのです。

 

そんなわけで、最後の食器洗いもなんだか楽しそうにはしゃぎながら、でも全員流しの前にちゃんと揃って手を動かしていました。

私はそれを横目でちらちら見ながら、4台のオーブンの間を走り回って焼き具合を確かめていたのですが、「あー、何やってるのー!洗剤のつけすぎだよ」という児童センターの先生の声で顔を上げました。

 

みんなで協力して片づけを進めていたと思っていたら、なんと、みんなシンクの中を洗剤の泡でぶくぶくにして手ですくったり、洗い桶にためたりして遊んでいたのでした。

あらー、いつもはこんなことしないのに…あっ!

 

「今日はバターやチョコレートをいっぱい使ったから、お湯を使って洗ってね。洗剤も多めに使った方がいいよ」と私がみんなに言ったのでした。

素直なのね、かわいいね、と思っている場合じゃないかもしれないけれど、ついそんなふうに感じてしまいました。

鍋や泡だて器だけじゃなく、シンクもピカピカになったしね。

 

 

 

崩れかけたシブースト

シブーストというのは、凝った構成のフランス菓子です。

 

一番下は焼いたパイ生地、その上に濃厚プリンのようなアパレイユ(ソースのようなもの)と煮リンゴを載せて再び焼き、さらにその上にはシブーストクリームというカスタードクリーム+イタリアンメレンゲ(シロップを加えて半煮えにした手のかかるメレンゲ)プラス+ゼラチンで出来たフワフワしたクリームをたっぷり載せます。

仕上げはグラニュー糖を振ってバーナーで焼いて香ばしくキャラメリゼすること2回。

 

どうでしょう?

書いているだけで、とても大変な感じがしてきます。

今日のお菓子教室のメニューでした。

 

びっくりするくらいたっぷりのシブーストクリームを流して冷やし固めたところまでは、完璧だったと思います。

問題は最後のキャラメリゼ

 

丁寧に時間をかけてバーナーを使っていたら、せっかく固まったシブーストクリームが溶けだしてきて…

 

慌てて冷凍庫に入れましたが、残念なことに崩れかけてしまいました…

 

せっかくうまくいっていたのに、最後の最後で悔しい結果になってしまいました!

みんな、ごめんなさい!

もっと思い切りよくバーナーを使うようにすればよかった!!

 

 

そんな残念なこともあった一日でしたが、夕食のおかずの美しい緑色を見ていたら、食べる前から元気になってきました。

おかずというのもおこがましい、小松菜とベーコンの醤油炒めと、かにかまときゅうりの中華サラダ。

 

直売所で買った、一把100円の小松菜のおいしさ!

美しい緑色はおいしさのしるしだったようです。

 

 

苺ショートと幸せそうなアユ

ちょっと前に「夫のバースデーケーキにそっけないほどシンプルな苺ショートを作った」と書きました。 

それから1週間のうちに同じようなバースデーケーキを2台作り、やっぱり苺ショートは王道を行っている、もはや日本人のソウルフードの一つである!と再確認した気がしました。

「ケーキは苺ショートしか食べない人なので…」とご注文をいただくこともあります。

特に年配の男性と、意外にも小さな子どもたちなどがそうです。

 

「上にイチゴのジュレをかけて華やかにもできますよ」とか、「フレジエという、フランス風のコクのあるクリームの苺ショートもありますよ」とか、いろいろ言う私に、大抵の人が「いえ、普通の苺ショートで」と。

 

幸せの象徴、苺ショート。

 

幸せと言えば、なぜか笑っているようなアユ。

見てる私まで幸せな気分になります。

そのあとくしゃみを連発。

鼻がかゆかった表情だったのでしょうか。

とんだ勘違いでも、やっぱり幸せな猫バカ。