お菓子とネコ、たまに着物

お菓子教室と予約販売をしているネコ好きの日常をつづっています

クリスマスっぽいカップケーキ

今日は、いつも子どもクッキングでお世話になっている児童センターが企画した初の試み、「親子クッキング」でした。

 

いつも子どもクッキングに参加している子どものお母さんたちから、「親子でお菓子作りを楽しんでみたい」という希望があったとのこと。

 

何がいいのかなあ…ずいぶん迷いましたが、クリスマスツリーのようなカップケーキ、それも生クリーム&バニラシフォン、そしてココアクリーム&ココアシフォンの2種類を作ることにしました。

 

子どもたちだけの時は使わないハンドミキサーを使ってメレンゲや生クリームを作って、ちょっとリッチで可愛いカップケーキ作りに挑戦です。

写真ではわかりませんが、バニラには苺、ココアにはバナナが入っています。

 

 

黄色い星はチョコレートで出来ています。

昨夜私が一つづつ型抜きしたものですが、星形がとがっていることもあって壊れやすく、なかなか上手にできません。

「どうにかしてコツをつかみたい!!」と意地になって、やっとわかりました。

星形を熱くして抜くと上手にいくようです。「ぬるめ」だとダメ。

60個近く抜いて、やっとわかりました。

こんなに長いことお菓子の仕事に携わっていても、ずっと勉強です。そしてそれが楽しいのです。

 

ずっと見ていて「いろんな親子がいるなあ」と感じました。

言葉遣いや服装の感じ、とか。

ですが、どの親子も、一緒にお菓子を作ることを心から楽しんでいる様子に心が温かくなってきます。

 

やっぱりこの仕事、やめられません。

できるだけずっとずっと続けたい。

 

それには体力づくりか?

と言うわけで、ぐっと冷え込んだ里山に行ってきました!

長くて、細くて、カールしていて…そんな不思議な霜柱を眺めながら歩いていると、心も体も若返ります!

 

声の出ない先生と熱心な生徒のお菓子教室

先週風邪を引いてしまい、他に症状はないのだけれどただ一つ、どう頑張っても声が出ないのです。

かろうじて、ささやくようなかすれ声は出るのですが…

 

そんな中、どうしても予定を変更できない仕事、それは児童センターの子どもクッキングです。

 

「こういうわけで、みんなには申しわけないけど、先生の言うこと静かに聞いてね」

今にも倒れそうなおばあさんみたいな私の声に、みんなはちょっと呆然としていて、いつもみたいな元気な「はーい!」という返事はありませんでした。

 

(だ、大丈夫なの、これ?いやいや、やるしかない!しっかししろ!何とかなる、気がする)と、私の心の中も定まりません。

 

今日のメニューは「チョコレートクリームのカップケーキ」

しっとりフワフワのココアの生地に、チョコレートと生クリームで作った濃厚クリームをサンドします。

みんな春からがんばってきて、ずいぶん上達したのが嬉しくて、ちょっと凝ったメニューにしてみました。 声が出なくなるとも知らずに…

 

 

 

 

結果から申し上げれば、みんな大変上手に作ったのです!

 

ケーキの生地は今までにないくらい良く膨らみ、ふたの部分をくり抜くのも、クリームをスプーンで詰めるのも、注意深くていねいにやっていました。

 

声の出ない先生の話を何とか聞かなくちゃ!と、とても熱心に耳を傾けてくれていたのがわかりました。

いつもの少しがやがやした空気が、しーん、と静まり返るのもなんだかおかしな感じでしたが、ありがとう…

声が出ない分、できるだけテーブルを回って私が手を動かして見せたのも良かったのかもしれません。

 

今は、悪い魔法使いのおばあさんくらいの声は出るようになりました。

寒さに向かう折、皆様もどうかご自愛くださいね。

 

 

 

クリスマスの、地味だけどおいしいケーキ

今日のお菓子教室で作ったのは、ラム酒がこれでもか!と言うくらい入ったケーキです。

くるみとラムレーズン、セミドライいちじくがたっぷりのリング型のケーキ。

欧米ではこんな感じのケーキ(ドライフルーツやナッツがたっぷりの焼き菓子)がクリスマスケーキとしてはポピュラーです。

 

日本の、豪華で可愛くて華やかで、というクリスマスケーキも楽しいのですが、滋味深く、日持ちもするケーキの良さも知ってほしくてメニューに組み入れてみました。

 

 

「ゆっくり味わうつもりが、あっという間になくなりそうです。おいしい!」と、大好評だったので嬉しくなりました。

「たくさん作っていろいろな方に贈ります!」と意気込む方もいて、地味だけれど、しみじみおいしいケーキの良さを伝えることができて嬉しく思いました。

 

 

 

さて、仕事のほかにも、里帰り出産の娘、腕白すぎる2歳の上の子、にぎやかで楽しくて忙しい日々が続いていますが、その合間に時間を作って近所の里山に行ってきました。

 

 

…癒される…

こういう時間も大好きです。

 

 

「山はいいよ!」

生後10日の子に言ってみたりして。

 

フレンチトーストの午後

おとといのお菓子教室のメインは、キャラメルクリームとラムレーズンをサンドした大きな丸いダコワーズでした。

ダコワーズは卵白だけを使うので、卵黄が余ってしまいます。

 

そこでサブメニューは,たっぷりの卵黄と少しの牛乳、砂糖とバニラを使った、ちょっと贅沢な黄金色のフレンチトーストにしました。

 

 

以前もお話したような気がしますが、私の母が作るフレンチトーストは、卵と砂糖とバニラのみで、牛乳は使いませんでした。

それをたっぷりのバターで焼いた、まっ黄色の、本当においしいものでした。

使うパンは、なんと給食で残してきたパサパサの食パン。

「おいしくなくなった食パンをおいしいおやつにする方法」として、母がどこからか聞いてきたレシピのようでした。

 

初めて食べて感激し、それ以来小学生の私はクラスで食パンが余ると「あ、欲しいです」と手を上げ、何枚も持ち帰っては母にフレンチトーストをねだったものです。

 

そんなマイブームがどれほど続いたのか、今ではすっかり忘れてしまいましたが、卵が多めのおいしさはしっかり覚えていて、大人になってからはフランスパンを使う方が好みになり、今に至っています。

フランスパンだと卵液をどんどん吸収するから、という食いしん坊な理由ですが、本当にずっしりと、面白いくらい重くなります。

 

 

 

先週まではこんな感じで床に寝ていたアユも、今週に入ってからは箪笥の上のかごや、ピアノの上など、室温の高い所で丸くなっています。

今年は暖かいなあとのんびりしていましたが、いよいよ冬がやってくるのだと、猫たちを見ていて実感するのです。

栗のシュークリームと豆腐のドーナツ

 

お菓子教室で作った「栗のシュークリーム」

カスタードクリーム入りの普通のシュークリームに、栗で作った贅沢なクリームを絞り出したものです。

栗を柔らかくゆでて二つに割り、スプーンで中身を取り出したものにお砂糖と少しの生クリームを加えたクリームは、作り方は難しくないけれど手間と時間を惜しまない、特別感のあるクリームです。

もちろん市販のモンブランペーストや、栗あんペーストでもおいしくできます。

生徒さんから「栗が見つかりませんでした~。かぼちゃではどうでしょう?」とLINEが来ましたが、それもおいしそう。

ほくほくしたおいしいかぼちゃで作るといいと思います。

 

もう一つは豆腐のドーナツ。

お豆腐をつぶしてたくさん入れた柔らかい生地を、ドーナツメーカー(生地を入れて油の上でレバーを押すと、生地がドーナツ型にポトン!と落ちる器具)で揚げていきますが、これがなかなか難しいのです。

ここに生地を落とそう!とレバーを押しているところに、なぜか鍋の中の他のドーナツがフラーッと寄ってきてくっついちゃったり、楕円形になったりといろいろなことが起こるのです。が、それも楽しい。

お豆腐の風味はあまり感じませんが、ソフトな感じのドーナツに仕上がります。

みんなの様子を見ていたら私もドーナツメーカーでドーナツをたくさん作りたくなってしまいました。

いいなあ、ドーナツ。


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滞在1か月を過ぎた2歳の孫。

アユともすっかり打ち解けたよう、なのでしょうか? 

 

 

 

 

 

リンゴ15キロはリンゴ何個!?

 

知り合いに頼んでいた紅玉が今週届きました。

 

「15キロほどですが、いかがでしょう?」

15キロがリンゴ何個分になるか、ぱっと思い浮かばない私。

事前にサンプルとして頂いたものが素晴らしくおいしかったので、「はい、では15キロで」と答えてしまいました。

数えてみたら、何と75個!

 

タルトやケーキ用に、おいしいうちに少しの砂糖で煮て、冷凍保存をします。

が、カットしてみるとおいしそうな蜜入りでした!

紅玉の蜜入りなんて私は初めて。全部煮てしまうのが急に惜しくなって、家族でそのままたくさん食べてしまいました。

紅玉ですからもちろん酸味が効いているのですが、甘さも十分感じられておいしいのです。

 

 

4つ割にして芯と皮を取り、大きな鍋で崩れないように5個ずつ煮ていきます。が、一人で延々とやっていると結構しんどい… そうだ、皮をむかずにそのまま煮たらどうだろう?

綺麗な赤い色に染まっていいかもしれない!と途中から皮つきで煮ることにしました。

 

すると…このように、皮の色の濃い部分が赤く染まり、煮あがったリンゴの皮はペロン!とはがれるので大分作業が楽になりました。

 

こうしてできた煮リンゴは、薄く切ってバラの形にしたりと、この時期のバースデーケーキなどにも大活躍です。

 

来年もぜひお願いしたいおいしいリンゴですが、その代金が安すぎて、申し訳なくなりました。

丹精したリンゴを、そんな値段でいただいていいのでしょうか?

ちなみに市販の半額以下です。

せめて心を込めてリンゴのお菓子を作ってお届けしようと思います。

何が喜ばれるでしょう? あれこれ考えるのも楽しいです。

 

 

女王陛下のお気に入り

「ヴィクトリアサンドイッチ」というお菓子をご存知ですか?

パウンドケーキの生地で2台のケーキを焼き、間にラズベリージャムをはさんだ、素朴でシンプルなケーキです。

これはイギリスの典型的で大人気なお茶菓子、ということは知っていました。

ヴィクトリア女王がこよなく愛したために、「ヴィクトリア」と名付けられたことも。

 

ずっと前から知ってはいたのに「作ってみよう!」と言う気になれなかったのは、女王様には悪いけれど、あまりおいしそうに思えなかったから。

日本のフワフワでしっとりしたスポンジと違って、バターたっぷりでしっかりしたパウンド生地に無造作にジャムをはさんだだけ。

しかもイギリスのお菓子やティーハウスの本には、「あまり軽い感じにならないように生地は泡だて器よりも木べらで練った方が良いです」と書いてありました。

どっしり固めのケーキで、口当たりはちょっとぱさっとしていそう…お菓子教室でみんなに紹介してもあまり受けないような気がしていました。

 

 

ところが、今回いろいろあって試作することになりました。

典型的な作り方に従うとケーキの型が2台必要になるので、それは家庭では作りづらいから1台で作ってスライスすることにしました。

さらに木べらでの生地作りはけっこう力が要るのでヴィクトリア時代にはなかったハンドミキサーを使用。

後で調べてみたら、「今のイギリスの若い人たちハンドミキサーで作っている」という記述を発見したので、いいんじゃないかな。

 

そうして出来上がったケーキは…思いがけずとっても美味しかったのです。

しっとりとした、バターの良い香りのケーキ生地に、酸味の効いたラズベリージャムの組み合わせは、紅茶を何杯でもおいしくいただけそうです。

基本はラズベリージャムですが、本場イギリスでも今はいろいろにアレンジされているそうで、ママレードやあんずジャム、イチゴジャム、そして中にはカスタードクリームや生クリームというものも売られているとか。

 

約150年前に誕生したヴィクトリアサンドイッチは、少しづつ時代の変化を受け入れながら、これからもずっと愛されていくのだと納得しました。

それにしても色々調べていて、ヴィクトリアサンドイッチを「日本で言えば苺ショートのようなもの」とか「日本のどら焼きのような存在」とかいろいろなお菓子に例えられていましたが、うーん、苺ショートとどら焼きじゃずいぶん違う気が…(^◇^)