お菓子とネコ、たまに着物

お菓子教室と予約販売をしているネコ好きの日常をつづっています

山ガールになる

2年前に亡くなった父は山が大好きでした。

小学生のころ、夏休みは必ず家族で登山旅行に出かけました。

正直言ってそんなに楽しくなかった私は、「あー友達とプールの方がどんなにいいか」などと思いながら、だらだらと歩いていたのですが…

 

土曜の朝9時ころからNHKラジオで「山カフェ」という番組をやっていて、配達の車の中でたまたま聴いた時、カフェのマスター役の石丸謙二郎さんの「登山愛」を語る熱っぽさに引き込まれました。

家族で登ったこと、3年前に高齢の父と二人で登ったこと(父の最後の山登りでした)などなど、いろいろなことがばーっと、そしてキラキラと思い出されて、なんだかまた山に行きたくなったのです。

 

とは言え、急に本格登山を目指す勇気もないので、娘と二人、往復4時間くらいの山を探して行ってきました。

標高約1300メートルですが、山頂付近はなかなか本格的な岩登りで、猿のようにひょいひょいと先を行く娘に「み、道筋がわからない」と焦る私。

起伏にとんだコースでとても楽しかったのです。

 

 

小学生の時から何十年、今になって登山の楽しさに目覚めてしまった、のか?

「遅いんだなあ」と、てっぺんの、もっと上の方から父の声がするようです。

野生のシカがいるお寺

夫の実家のお墓参りに行きました。

35度の猛暑の中、よろよろと石段を上がっている途中で、初参加の長女の夫が「あの…鹿が…」

はあ?何を言ってるの?いくら暑いからってという、親戚みんなのスルーしたい雰囲気に、「え、でも、はく製?ですかね」と真面目な口調なので、よく見てみたら本当に本当に鹿だったのです。

野生のシカは思ったより大きく、何だか神の使いのようでした。お寺だけど。

 

あとで地元の義弟に聞いたところ、お寺の和尚さんのインスタグラム(若い!)にもよく鹿が登場するそうで、そんなに驚いた様子でもありませんでした。

長女の夫の、初めての感覚のおかげで気づくことができました。

思い込みには気をつけなくてはと、お墓参りで実感したりするのも面白いです。

最初に発見されたのは、お寺の横の半地下部分でした。

よく気がついたなあ…

 

 

 

 

 

おいしいスイカの選び方

車で30分弱の直売所でスイカの特売イベントがありました。

いつもはスーパーで、糖度を示すカードを見ながらカットスイカを買う程度ですが、ずらっと並ぶ何百個のスイカを眺め、両手に重そうなスイカをぶら下げて歩く人々の多さに驚いているうちに、自分も丸ごと買いたくなってしまいました。

 

そうは言ってもあまりの数に、どれを選んでいいのかわかりません。

そばで娘がスマホで調べて「ヘタの周りがへこんでいて、しま模様の黒い部分が触ると浮き出ているもの…」と読み上げるので、次々チェックしましたが…だめなんです。

だって全部そういう状態だから。

 

じゃあなんとなく格好が良いものを、と選んできたのが上の写真です。

量ってみたら5,8㎏もありました。

 

カットしたら、残念ながら真ん中が裂けていましたが、でもとても甘くて味の濃いスイカでした。

 

1,600円は安いと思いますが、いかがでしょうか。

 

夏着物のパーティー

昨日のペンギンの帯を締めて出かけたのは、着物好きのソムリエがプロデュースする、浴衣または着物と和食とワインの会でした。

 

お店では買えない(金額的にも)受賞ワインなどがずらっと並び、単なるお酒好きだけど飲みたいから、借りた浴衣で参加していた男性も多かったようです。

 

夏ならではの楽しい模様の浴衣や着物の方がたくさんいらして、写真を撮らせていただけたものを少し紹介します。

 

なんと、カニ柄。

遠くから見たときはクワガタかカブトムシに見えました。それも十分夏らしいですが。

 

なんと鮎柄。

写実的で本当に涼しそうでした。

こちらは花火の浴衣に雪の結晶の帯です。

帯結びも凝っていますが、名前はわかりません…。

そしてこちらは着物ではありませんが、涼し気な髪飾り。なんと手作りだそうです。

このようなかわいい手作りの作品をイベントなどで販売していると伺ったので、秋になったらお邪魔しますと約束しました。

最近は金魚の帯留めなども作ったそうです。見てみたい…

 

年に本当に2,3回のことですが、こうした楽しいイベントに参加できて嬉しいです。よし頑張ろう!という気にもなるのでした。

 

リキ丸とペンギンとアユが来た日

昨日は着物好きの楽しい集まりがありました。

準備しているとさっそく「邪魔し隊」隊長のリキ丸が本領発揮です。

何度かご紹介しましたが、この白地の夏帯はなんと氷山とペンギンの絵柄。リサイクル商品です。

真夏に涼しげだし、ペンギンが可愛すぎないのも大人っぽく、一目ぼれした大事な帯です。

いったいどんな人が締めていたのかなあ…センス良すぎでしょ、と夏が来るたびに嬉しくなるのはいいのですが、リキ丸くん!どきなさい!

なんだかペンギンとシロクマのコラボのようだ…とか思っている場合ではありませんね。

 

どしっと重いリキ丸を抱え上げ、着物の準備も終わったころには、着付け用の敷物の隙間をめぐってアユと暴れ回っていました…

 

そのアユが我が家に来たのは7年前の8月8日、暑い日でした。

前にも載せましたが、当時の痩せて小さなアユです。

 

ぬいぐるみのように可愛く写っていますが、実はこの頃から怖いもの知らずの暴れん坊でした。

 

来たその日に、おとなしいもみじを威嚇するアユ。

この後、威嚇のポーズでのけぞりすぎて転んでいました…。

 

目の前のわけのわからないちびっ子に、目を丸くするもみじなのでした。

ちょっと懐かしいです。

 

 

 

 

茶飲み話は楽しいという話

母が施設を変えたいというので、いろいろあっての昨日が引っ越しでした。

なんだかんだと丸一日かかり、もしかしたら今日も何かあるかもしれないと、時間指定のない配達だけで後は何の仕事も入れませんでした。

朝いちのボイラーの点検だけはずいぶん前から決まっていたので、掃除機をかけながら待っていると、いつもお世話になっている水道屋さんのお兄さんがやってきました。

点検のついでに掃除もしてもらい、ずいぶん汗をかいた様子だったので、「熱中症には塩分だけじゃなくて鉄分も大事なんだって。鉄瓶で淹れたコーヒーどうぞ。」

次の仕事もあるだろうからと、移動中に飲めるように紙コップに入れたコーヒーを手渡しました。

「あ、いいっすね。鉄好きなんですよ」

「鉄が好き、とは?…まあ、よかったらどうぞ座って」

「やっぱりフライパンは鉄がいいと思うんで。味全然違いますよね?」

「!!! そ、そうですよね!」

分かってくれる人がここに…!

 

お菓子教室でフライパンを使うたびに、いかに鉄のフライパンが素晴らしいかを迷惑なほど語っているにもかかわらず、みんな「でも大変そう」とか「重いし」などと全く賛同してくれないのですが、主婦でも何でもない男性(たぶん独身)が鉄のフライパン愛を語ってくれるとは!

 

そこからはどんどん話題を変えながら、コーヒー1杯で気が付けば1時間ほど経っていました。

こんなことなら作り置きのお菓子も出せばよかったとか、ちゃんとしたカップでコーヒーを出すんだったとか、後からちょっと思いましたが、ふだん誰かとうちで気軽にお茶飲みすることがほとんどない私には楽しい時間でした。

 

母の施設に行っても、用事が済むとあたふたと「じゃっ!」と立ちあがる私に「待って、冷蔵庫に缶コーヒーあるよ」と言う母。

これからはなるべく、立ち話でもいいから話をしようと思ったのでした。

 

 

さて、人間だけでなく、猫も水分は摂らなくては。

「やーねー。リキったらなんで直接飲むのかなあ」(アユの心の声)

「手ですくってね、こうして飲むのが本当なんだから」

 

 

 

 

 

キケンなブルーベリーケーキ

アメリカのケーキを紹介しているお菓子の本の中に、「ブルーベリーバックルケーキ」というものがありました。

 

バックルとは?

 

読み進めると、「あまりのおいしさについもう一切れ、また一切れと、ベルトのバックルがちぎれるほど食べてしまう」ところからのネーミングと書いてあります。

 

見た目はごく普通の、スタバにありそうな素朴なコーヒーケーキ(コーヒーに合わせるアメリカのシンプルな焼き菓子の総称)なのですが…

なぜでしょうか?生のブルーベリーをたっぷり焼きこんだこのケーキの香りのよさ、しっとり感!

 

ハチミツや、少しのスパイス、上にたっぷり振りかけたクランブル(クッキー生地とナッツで出来た香ばしいそぼろ状のもの)がいいのかなあ。

 

まずは一口味見を…どこにでもあるブルーベリーマフィンに似ているのだけれど、なんだかとてもおいしい。あっという間に一切れ食べてしまい、何がこんなにおいしいのかなあ、と言いつつもう一切れ。

 

朝はあまり食べられない私があっという間に二切れ完食。

なるほど、バックルがちぎれるというのも大げさではないかもしれません。

 

…キケン、キケンと頭の中で鳴り響く、でもやめられないケーキのご紹介でした。